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「ワールドダイスター」TVアニメ第1話・第2話先行上映会レポート到着!
4月9日より放送がスタートする『ワールドダイスター』のトークショー付き「TVアニメ第1話・第2話先行上映会」が2月26日、東京・TOHOシネマズ上野にて開催されました。トークショーにはメインキャストの石見舞菜香さん(鳳 ここな役)、長谷川育美さん(静香役)、長縄まりあさん(新妻八恵役)、大空直美さん(柳場ぱんだ役)、佐々木李子さん(流石知冴役)が出演し、森 なな子さん(柊 望有役)が司会を務めました。
本作の舞台は、演劇が世界規模の大ブームとなった時代。数多の役者が目指す「ダイスター」、そしてその頂点である「ワールドダイスター」を夢見る少女たちの群像劇が描かれていきます。今後はTVアニメのほか、2023年夏配信予定のゲームアプリ、2023年4月2日より連載開始のコミカライズなど、さまざまなメディアミックスが展開されていく予定です。
第1、2話の上映終了後、大きな拍手に包まれながらキャスト陣が登場しました。司会の森さんから第1、2話の感想を求められた石見さんは、「収録はすでに終わっていて、収録中からすごいアニメができるんだろうなと思っていました」と前置きし、「ぬるぬる動く」劇中劇、キャスト陣の劇中歌、そして演技の素晴らしさに大満足の様子を見せます。ほかのキャスト陣も大いに頷いていました。
本作のイベントは初出演という大空さんと佐々木さんは、自身の演じるキャラクターをご紹介。大空さん演じるぱんだは、「あざといところと戦略家的なところがあり、芝居に対する分析もすごくて、熱い一面も持っています」とのこと。佐々木さん演じる「さっすー」こと流石は、「ぱんだの幼なじみで、ぱんだのいるところに必ずさっすーもいます。スタッフさんからは(2人の名前を)繋げて“さすぱん”と呼ばれていました」と、注目ポイントとして2人のコンビ感を挙げていました。努力型のぱんだと天才型のさっすーの対比にも注目したいところです。
続いてのテーマは、作品への出演が決まったときの感想。森さんは「大好きなテーマの演劇であるため、絶対にやりたいと思った」と語り、元ダイスターである柊について「(演技が)できて当たり前というキャラクター。先生のようなポジションなのでちゃんとやらなきゃと思いました」と、その立ち位置ゆえの緊張感を語りました。
また、テープオーディション後のスタジオオーディションでは会場で長谷川さん、長縄さん、大空さんが同じグループになり(オーディションは1人ずつ)、スタッフさんから「劇中劇でいろんなお芝居をするので、ちゃんとお芝居ができる人で固めたい」と事前説明されたと言います。長谷川さんは「やる前に言われても!」と、ハードルを上げられたことにツッコミを入れ、笑いが巻き起こりました。
アフレコは劇中劇がかなり特殊だったようです。本作の劇中劇は実写映像をトレースしてアニメーション化する「ロトスコープ」という手法が採用されています。
「生身の人間のお芝居に合わせてアフレコするので、呼吸や間(ま)がアニメというより舞台寄りのお芝居になりました」と、大空さん。客席に向けたお芝居を求められたと言い、石見さんは「特に序盤の劇中劇は“とにかく声を出しましょう”と言われました」。佐々木さんも「舞台に立って、2階席に向けるイメージです。監督さんからも“マイクなしで話すような気持ちで声を出してください”と熱いディレクションを受けました」と、普段とは違ったアフレコに一生懸命取り組んだことを明かしてくれました。
続いては、お気に入りのキャラクターについて。長谷川さんは「あざとさがありつつ、冷静な顔が出たときのギャップがすごかった」というぱんだを挙げ、大空さんは第2話のラスト、ふいに冷静になるぱんだのセリフはいくつものパターンを録ったことを明かします。そのセリフを受け、石見さんは「役者をやっているからこそハッとさせられるセリフがたくさんあります」と、役者ならではの感想を話してくれました。また、劇中のここなの手書き文字は石見さんご自身が書かれているそうなので、ぜひ放送をチェックしてみてください。
ここで本作のPVが公開され、TOKYO MX、MBS、BS11ほかにて4月9日より放送がスタートすることが発表されました。さらにキービジュアルとメインスタッフ、ゲームアプリのPVも公開され、会場は大いに盛り上がります。ゲームアプリにはここなたちが所属するシリウス以外に、銀河座、劇団電姫、Edenという劇団があり、それぞれが歌うゲームアプリ専用の楽曲も登場するとのこと。
本作は劇中歌も注目ポイントの1つです。先の質問で、「この2人は特に劇中歌が多い」と語った石見さんと長縄さん。特に長縄さんはレコーディングのトップバッターを務めるなど、他のキャストよりも「先にレコーディングすることが多い」と言います。歌唱を得意とする八恵役ならではの役割なのかもしれません。
オープニングテーマ『ワナビスタ!』の話題では、佐々木さんがレコーディングで「浅草感を意識してほしい」とディレクションされたと言い、ほかのキャストが「浅草感!?」とざわめきます。どうやら英語の発音を意識しすぎたらしく、「もっと流石ちゃんが歌っている感じで歌ってほしい」という意味だったそうです。また、大空さんが「スタッフさんがはせみちゃん(長谷川)を“めっちゃ静香だった!”って褒めてました」と明かすと、すかさず長谷川さんが「もっと私に言ってくれていいんですよ!? 直接!」とツッコミを入れ、爆笑を誘いました。
写真撮影ののち、『アライブ+』(KADOKAWA)にて4月2日より公式コミカライズ「ワールドダイスター アンコール!」(原案:タカヒロ 原作:Sirius 漫画:ななふじ)が連載スタートすることも告知され、大盛況の中、イベントは幕を下ろしました。
最後にキャスト陣からのコメントを一部抜粋してお届けします。
■森 なな子
私自身、演劇、舞台というものが大好きなんです。個人的な話になりますが某劇団に所属していたときの経験を望有にぶつけてアフレコに挑んできましたので、たくさんの方に見ていただきたいと思っております。まずは4月から放送のTVアニメ、そして夏配信のゲームアプリと、皆さんと一緒に楽しみながら盛り上げていきたいです。今後ともよろしくお願いします。
■佐々木李子
今日は初めての『ワールドダイスター』のイベントでした。キャストの皆さんが温かく、その皆さんと一緒に同じ時間を過ごすことができてとても楽しかったです。会場の皆さんも放送前なのにこうして集まってくださって、本当にありがとうございます。皆さん、最古参ですので!(笑) これからも一緒に『ワールドダイスター』を楽しんでいってください。
■大空直美
お芝居、演技を愛する身としてすごく共感しますし、お芝居の魅力が詰まった作品なので、私も作品の完成を楽しみにしていました。皆さんには伝わったと思いますが、ワクワクがたくさんある作品です。オリジナル作品なのでこの先もきっと気になるはずだと思います。期待して待っていてください。そして、プロジェクト全体で盛り上がっていきましょう!
■長縄まりあ
キャストの皆さんがアフレコに臨む前、待合室で台本と無言でにらめっこをする姿、そして本番では楽しみながらも全力でお芝居する姿を見て、改めてお芝居というものは奥が深く、楽しいものなのだなと、この作品を通してさらに大好きになりました。ここから第3話もですが、第4、5、6話と、大盛り上がりなので4月の放送を楽しみにしていてください。
■長谷川育美
第2話の話で盛り上がりましたが、第1話もぞっとしましたよね? そういうことなんです! 第1、2話の段階で見どころたくさんですが、毎話毎話すごいことになっています。みんなも体当たりで挑んでいますので、ここなの成長はもちろん、登場する演目も楽しみにしていてください。そして今後、発信されるコンテンツにも期待していただけたらなと思います。
■石見舞菜香
作品のテーマが自分と通ずるものがあって、選んでいただけたら自分をもっと信じてあげられるかもしれないと思って臨んだオーディションでした。アフレコでは何度も壁にぶつかり、ものを生み出す苦しみを感じましたが、でも楽しいと思わせてくれた作品です。演技に携わる方もそうでない方も絶対に何かが感じられる作品なので、最後まで応援よろしくお願いします。
4月9日からのTV放送をお楽しみに!